転職先ってどうやって見つければいいの?
自分のキャリアを考える上で大切なのは
「どこで何をするか」もそうだが
「どこから、どうやって入るか」も忘れてはいけない。
つまり、入社方法だ。
企業と出会い、選考を受け、採用されないと、
どれだけ自分が最も成長できる方法を頭で思い描いたところで絵に描いた餅だ。
という訳で今回は、企業に入社をするにあたっての流入チャネルについて触れたいと思います。
現在、世の中に存在する企業への入社方法は大きく分けて3種類。
①転職サイトの利用
②紹介会社の利用
③リファラルでの紹介
分類的に①なの?②なの?みたいなサービスはよくありますが、ビジネスモデル的にはこの2つのどちらかに当てはまります。
このどれを利用するべきか、
ビジネスモデル的な観点と、採用する側の観点からご説明したいと思います。
①転職サイトの利用
こちらは、企業側が固定費で月額10万円~100万円程の月額費用を払いながら利用するサービスだ。仕組みとしては、「枠」と「オプション」で構成されている。
画像が多かったり、大きかったり、説明量が多い企業はそれだけ大きな「枠」を購入している。
「ダイレクトメッセージ」や「スカウトメール」を送ってきたり
「優先的に上の方に表示される」のはオプションである可能性が高い。
ちなみにここだけの話だけれども、
「あなたの経歴を見て是非選考を受けてもらいたいと思いました」
と書かれて送られてくるスカウトメールについてなんですが、基本的に経歴は見ていないと思ってください。
というか厳密に言うとそんなに細かく見れない。
スカウト側の画面には職歴は表示されるが、数十~数百人に送らないといけないので、そんなに細かく見ず、条件で絞ってまとめて送ってしまっている事が多い。
なので、スカウトが送られてきたからと言って、この企業が自分に興味を持ってくれてる!と思うのは勘違いなので気を付けてください。
さて、こちらの転職サイト。
企業側の気持ちとしては、「月額で費用が掛かっているから、応募してきた人を出来れば採用したい」と思っています。
僕自身求人サイトに出稿していて思いますが、もし採用出来なかったらこの数十万円なんだったの?と思ってしまいます。
なので、応募してきた人に対しては出来る限り採用に持っていきたいと考えます。
ただ、出稿する側としてはそのため、専門的でスキルが高い人を厳選して採用するにはリスクが大きいため、スキルが低くても構わないので大量に採用したい企業が多く利用する傾向にあります。
未経験の業界に移る時等には、こちらの転職サイトを利用するのが、内定率アップにはお勧めですね。
ちなみに、転職サイトには大きく分けて「総合型」と「専門型」があります。
業界ごとに大きく特化しているのが専門型で、幅広く取り扱っているのが総合型ですね。
専門型に関しては、別途業界・業種に関しての記事を書いたときに触れたいと思うので、今回は総合型で主要な物をお伝えします。
とりあえず4つ並べましたが、率直に言うと特性が全て同じなので、ぶっちゃけ大体同じです。
業界問わず、広い領域かつ多くの企業が集められているので、どの転職サイトから応募したらいいかわからない方に関しては、大体この辺りを使っておけば間違いは無いです。
ただ、転職サイトに関しては複数使うと管理が面倒でメールボックスが荒れるので、一つに絞った方が良いです。その中でも、この四社は求人被りが多いので、求人数が最も多いリクナビNEXTに登録するのが最も賢く効率的です。
②人材紹介会社の利用
紹介会社のビジネスモデルは成果報酬型です。
市場の相場観としては、就職が決定した方の年収の35%が企業から支払われるものと考えてください。
例えば、年収400万円の人の紹介が決定したら、企業は紹介会社に140万円を支払います。
ここからわかる通り、面談までは費用が掛からないので企業側も気軽に受け付けてくれますが、採用をするとなるとそれで140万円~掛かりますので、企業側は内定を出すのに慎重になりますので、転職サイトを利用するより内定率は下がります。
ですが、上で触れたように、ある程度の専門性を持ち、スキルを持っている人に関しては、厳選したいという思いがあるため、好条件での求人はこちら側にある事が多いです。
今より良い条件での転職を考えている方に関しては、転職サイトよりも紹介会社経由での入社をオススメします。
では、紹介会社を選ぶときには何を見ればよいか
「求人数」と「担当者のスキル」と「担当との相性」です。
紹介会社の特性上、担当者は「早く」「決まりやすく」「単価が高い所に」内定を取りに行きたいと考えています。そのため、親身に相談に乗ってくれない方も多く居ます。
ただ同時に「人の役に立ちたい」という気持ちを強く持ってこの業界に入る方も居るので、当たり外れが比較的大きいです。
その分当たりの方は凄く親身に相談にも乗ってくれるので、転職サイトと反対に、紹介会社はメイン所を複数登録し、担当者が気に入った所をメインで活用する事をお勧めします。
【総合型】
リクルートエージェント 求人数も多く、やはり安定。登録して損はない。
doda 幅広い年齢層やキャリアに対応可能。リクルート同様安定。
マイナビエージェント リクルート同様大手。30代くらいまでなら幅広く提案可能
type転職エージェント 同様大手。求人数が豊富でかつキャリアが浅い方にも積極的に紹介可能。
パソナキャリア 大手でかつ幅広い年齢に対して紹介可能で、50歳未満までならいける。
ワークポート IT特化型だった所から総合型に。IT系にはいまだに強いので、そちらのキャリアを考えている方にもおすすめ。
【若手向け】
第二新卒エージェントneo 10時間以上の手厚いサポートが売り。ターゲットは18歳~28歳で、比較的若い方向け求人を多く取り扱っている。
マイナビジョブ20's 20代特化型。20代に特化している為、サポートも手厚い。
【ハイキャリア型】
ランスタッド 年収1000万以上が目指せる。今年収400万無い人は登録しても無駄かも
CAREERCARVER 年収600万以上が豊富。ハイキャリアが対象なので、既に年収600万無いと紹介してもらえない可能性あり
転職エージェントに関してはこんな感じです。
自分の市場価値が分からない方に関しては、転職すると決める前に、一旦エージェントさんとお話してみるのがいいでしょう。
市場価値が低いまま転職するよりは、現在の仕事の中で「ここまでやり切れば紹介先は増えます」という具体的なアドバイスももらえたりするので、前向きなキャリア形成が可能です。
ちなみに、ビジネスモデル上紹介会社はある程度自社の利益になるように動きます。
なので、気が付いたら向こうが望む方向に誘導される可能性もあるので気を付けてください。
もし心配でしたら、第三者的なポジションで相談に乗りますので、気軽に頼ってください。僕は紹介会社では無いので特に利益が発生しないため、フラットに相談に乗れます。
僕のメリットは相談してもらえることで繋がりが増える事ですね。
僕自身のキャリアのためにも、次の項のリファラルによる選択肢の拡大や、繋がりが増える事による知見の広がり。というか単純に友達が増えると嬉しい(これが一番大きい笑)ので、特に何も気にせず頼ってください
こっちでも触れているとおり、繋がりが増えるのはとっても大事な事なのです。
勿論、僕の繋がりは独占せず、皆さんにどんどんシェアしていきますので、こういう人紹介してほしい~等あったら気軽にお声掛けくださいね!
お問合せはこちらからお願いしますー!
メール:sss.ya0522@gmail.com
③リファラルでの紹介
最後にかならず押さえておきたいのがこの「リファラル」です。
近年人事領域でかなり注目を浴びているもので、簡単に言うと社員からの紹介です。
企業からすると、紹介会社を利用すると発生するコストも掛からなければ、既に働いている人からの紹介なのでミスマッチも少なく、ある程度の信頼もある状態からスタートするので、紹介会社経由以上に好条件を得やすいです。
長期的なキャリア形成を考える場合は、自分をリファラルで紹介してくれる人を常に3人くらい用意していくぐらいが、今の時代のキャリアを安定させるための戦略としての定石ですね。
ただ、そもそも働きたいと思える企業の人と繋がるのが難しいという大きな壁があったりします。この辺は、上で触れた通り自分で積極的に繋がりを増やすしかないので、今からしっかりと繋がりを増やしていきましょう。
「そういうの向いてないっすわー!」という方はご相談ください。
僕もまだまだ繋がりが少ないですが、最近徐々に増えてきたのと、繋がりが広い人との繋がりも出てきたので、もしできたら何らかの形で探し出してきてお繋ぎできるかもしれません。
まとめ
という訳でいかがだったでしょうか。
まだまだ自身のキャリアが浅く、未経験の領域に飛び込みたいという方は転職サイト。
多少キャリアを積んできたので、もっと良い条件の会社に行って自分を試したいという方は紹介会社。
自信のネットワークを駆使して、より自分に合った場所を求めるのがリファラル。
いざ転職活動をしようと思っても、よくわからないから二の足を踏んでいる方に関しては、これらを参考に活動してみてくださいね!